主な理由として,
- 高機能なシェルを標準で使いたい
- ネットワーク処理など,何かとLinux(UNIX)の方が便利
- Ubuntuは色々あるLinuxディストリビューションの中で,最近もっとも人気(=リリースやバグ情報が豊富)で導入が簡単らしい
といったところだ.
Windows環境を離れることで,
- 特定のハードウェアが使えなくなる(Windows限定のものなど)
- (wineを使っても)特定のソフトウェアが使えなくなる
といった問題があるが,得られるメリットは多分に大きいだろう.
というわけで,インストールしてみた.
以下,その記録である.
導入のポイント
- CDを挿入し,最初の画面からインストールを選択する
- F6を押し,起動オプションの「quiet splash」を消し,「mem=○○M nosplash」に変更する(○○は自分の搭載しているメモリ.私は増設して2GBにしたので,2000Mとした)
- あとはEnterを押し,画面の指示どおり行う(windows領域を消さないように注意.私は最初からあるDドライブにインストールした)
- その後再起動をすると,OS選択画面が出てくるが,「e」を押し,「kernel」行を編集する.先ほどと同様「mem=○○M nosplash」にする
- 起動に成功する
- デフォルトの起動オプションとするため,端末で「sudo gedit /boot/grub/menu.lst」としてメニューリストを編集する(慎重に!)
詳細
単刀直入に言おう,導入には非常に苦労した.
普通に起動できるようになるまで,丸二日かかった.
このマシン(NEC Valuestar GV28WVZG2)特有の問題かもしれないし,そうでないかもしれないが,
まずインストーラが動かないのだ.
画面が真っ暗のまま何も動かない.
色々調べて,起動オプションに,「break=bottom」をつけ,処理を途中で中断させるといいらしい.
あと,詳細な進捗状況を知るために,「quiet」を消すといいらしい.
しかしだ,何回やっても,
[ 18.070052] TCP: Hash tables configured (established 131072 bind 65536)
[ 18.070094] TCP reno registered
[ 18.080726] checking if image is initramfs...
まで行って,止まるのだ.([]内の数字は都度変わる)
たまに,
[ 18.080726] checking if image is initramfs... it is
と表示されることもあるが,それ止まり.
意味が分からない.
initramfsで何度も何度も何度もググった.
http://forums.ubuntulinux.jp/viewtopic.php?id=118
http://blog.gcd.org/archives/51053466.html
などを読んでも,まず,
(initramfs)
の状態に行かないのだ.(何も入力できない)
何度電源ブチッとをやったことか.
実は,ごくたまに,進む場合があり,その時を利用してインストールを行ったことがあるのだが,インストールはできても起動に失敗.
体感的な起動成功確率は15%くらいだ.
これでは,使い物にならない.
もう,諦めようかとも思った.
海外サイトなどで,どんなに調べても分からない.
分かったことといえば,initramfsは初期化のため,RAM上で処理するスクリプトということ.
色々と弄ってみても分からない.
ここで,もしかしたら,以前メモリ増設したのが,問題なのかなとも思ったりする.
どこで読んだか忘れたが起動オプションに「mem=○○M」をつけることができるという記述を読んだ.
できればいいなあ,と思いつつ,やってみると成功.
ただ,たまたま成功かもしれないよなと思いつつ,とりあえずインストールして,起動実験してみる.
何度やっても,起動成功.
ようやく解決にいたった.
あとは,上に書いたやり方どおりだ.
感想
導入が簡単らしいが,私の場合は非常に苦労した.
こういう問題があるので,現段階ではPCにあまり詳しくない一般人にはおすすめできないというのが,率直な思いだ.
しかし,Linuxにすることで,またこのような問題を乗り越えることでPCに詳しくなっていくというのも事実だ.
これからインストールする人は頑張ってほしい.

